SaaSがISVのビジネスに起こす変化:簡易デシジョンツリー(Webinar抄訳)

Windows Azureの製品サイトにpartnersページがあります。

http://www.windowsazure.com/en-us/community/partners/

英語表記/日本語表記の切り替えは左下の言語設定で選択可能です。

このなかの”Learn about it”というセクション(日本語では「詳細情報」セクション)に
“How SaaS Changes an ISV’s Business”というシリーズのWebinarが6本リンクされています。

いずれもビジネス系の方に向けた内容です。今回は2番目の、”A Simple Decision Tree”の簡単な訳です。

(日本語訳の各セクション末にある数字は、ビデオの経過時間目安です。赤太字は特に関心を持っていただきたい部分です)

以下抄訳

どんなソフトウェアビジネスを営んでいる企業でも今日、ビジネスをよく見直して意思決定をする必要に迫られているでしょう。自社の現在の、または将来の製品のうちのどれをクラウドアプリケーションとして提供するべきなのか?という。Software as a Service – SaaS – は日ごとに存在感を増しているものの、それが常に正しい選択肢とは限らないのです。ではどのように決断すれば良いのでしょうか?(0.19)

これから私は、簡潔なデシジョンツリーで解説していきます。既存のオンプレミスISVがSaaSアプローチに応じようとするときに役立つことと思います。(0.30)

ツリーは二手に分かれています。二つの異なる場所から始まります。Greed(貪欲)か Fear(恐れ)か。

もう少し丁寧な表現にするなら Grow Your Business (ビジネスを成長させる)か Defend Your Business (ビジネスを守る)か、とも言えるでしょう。(0.45)

ビジネスを成長させる、という方の選択肢で、最初の質問はこれです。既存のアプリケーションのSaaSバージョンで収益を急成長させることができるでしょうか?新しい顧客、たとえばこれまではコストの割に合わなくて追っていなかったような顧客にリーチできるようになるのでしょうか?(1.02)

もしこの答えがYesなら、先へ進んで、あなたのアプリケーションのSaaSバージョンを作りましょう。(1.09)

もし答えがNoなら - オンプレミス提供の製品に投資するのが最善の道なのかもしれません ー が、もうひとつ聞くことがあります。SaaSアプリケーションを作ることで、新しい市場にコスト効果を持って参入することができますか?Googleは、デスクトップ Productivity製品というまったく新しい世界に、SaaSプラットフォームへの移行を利用して参入しました。同様のことができそうでしょうか?(1.36)

どのISVリーダーでも、起業家の意識を少しだけでも持って、このオプションを考えてみることは最低限必要です。もし答えがYesなら、新しいSaasアプリケーションを作り始めましょう。(1.49)

しかし、Grow Your Businessの道に対する両方の質問への回答がNoであったとしましょう。SaaSという考え方を捨て去ってしまう前に、Defend Your Businessの道、Fearの選択しに関するいくつかの質問に答えてみてください。(2.06)

最初の質問は明らかです。競合が、あなたのアプリケーションの代替となるSaaSサービスで成功していますか?もしそうなら、自社のSaaSサービスを提供することで、その状況に対応しなければなりません。MicrosoftがGoogleのOffice市場への参入に応えたように。(2.24)

実績のあるISVがこのような脅威にさらされた時、オンプレミス製品のすべての機能を網羅したSaaSアプリケーションで対抗しようとはしないでしょう。SaaSの新しい競合は先行した部分を持っているかもしれません。それでも、より成熟したオンプレミス製品ほど完全ではないことが多いのです。(2.45)

このような状況に直面した既存ISVが取りうる策は、限定された、すなわち競合が提供する内容とちょうど対抗する機能をもつSaaSバージョンを提供することでしょう。(2.59)

SaaSアプリケーションはたいてい低価格からの提供になるので、通常収益はゆっくりとしか増えません。オンプレミスアプリケーションからより多くの収益を上げている場合、実績あるISVがこの新しい世界になかなか参入しないのも無理はありません。(3.17)

しかし、もし顧客がオンプレミスソフトウェアの古いバージョンをまだ使っている場合は、たとえ新しい競合のSaaSがあなたの既存製品の全機能を網羅していなくても、顧客にとってひとつ上のグレードのものになるかもしれません。(3.31)

このような状況においては、より進んだSaaSサービスを迅速に提供することが顧客を失わないようにする最善の方法となるかもしれません。状況はさまざまな場合があります。実績あるISVは何が正しいアプローチなのか、じっくり考える必要があります。(3.47)

もしあなたの会社がSaaSの競争に今現在さらされていなくても、あなたに聞きたい質問がもうひとつあります。競合企業は、SaaSのオプションを提供することであなたの会社を追い込むことができるでしょうか?ほとんどのオンプレミスISVにとって、この質問に対する答えはyesに違いありません ー SaaSによる競合は、常に潜在的な脅威なのです。(4.10)

すべてのISVリーダーは最低限、この脅威が現実化したときにどうやって対処するのかを考えておく必要があります。自社のすべての、または一部のアプリケーションについてSaaSバージョンを作る計画は持っておくべきでしょう。(4.25)

そしてこのデシジョンツリーが、SaaSを無視する、というオプションで終わっているにしても、現実にはこのオプションを選択することになる既存のISVはほとんどいないでしょう。みなさんすべてが、これら4つの質問のうち少なくともひとつにはyesと回答することになるでしょう。(4.43)

SaaSは現実です。無視することはできません。クラウドのアプリケーションは、人々がソフトウェアを使う様式においてますます大きな役割を担うことになるのです。

あなたのビジネスの将来は、あなたの正しい選択にかかっているのです。(5.00)

広告

SaaSがISVのビジネスに起こす変化:簡易デシジョンツリー(Webinar抄訳)」への5件のフィードバック

  1. ピンバック: SaaSがISVのビジネスに起こす変化:営業プロセス(Webinar抄訳) | TANTO – poco a poco

  2. ピンバック: SaaSがISVのビジネスに起こす変化:移行(の損得)を見極める(Webinar抄訳) | TANTO – poco a poco

  3. ピンバック: SaaSがISVのビジネスに起こす変化:顧客、課金モデルと収入(Webinar抄訳) | TANTO – poco a poco

  4. ピンバック: SaaSがISVのビジネスに起こす変化:平均販売価格の影響 (Webinar抄訳) | TANTO – poco a poco

  5. ピンバック: SaaSがISVのビジネスに起こす変化:マーケティング、ソフトウェア開発、その他(Webinar抄訳) | TANTO – poco a poco

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中